姿勢の見方と姿勢について思うこと
良い姿勢とは何なのでしょうか?姿勢はどのように見るのでしょうか!?
姿勢の見方と個人的な考え方について書かせていただきます。
目次
1, 姿勢の見方
基本的には
横から見たときに耳穴、肩峰(肩の真ん中あたり)、大転子(太ももの真ん中やや後方)、くるぶしの少し前。
前から見たときに眉間、鎖骨中央、剣状突起(みぞおちあたり)、おへそ、足の中央
が一直線だと負担が少ないとは言われています。
また、左右や前後のバランスを見る際に
肩や肩甲骨の高さ、骨盤の高さ、手の甲の見え方、膝のお皿中央部分の向き、肩や骨盤の捻れを見ることもします。
2,正しい姿勢って!?
姿勢を見て、良い悪いという話になりがちですが、
個人的にはどこも痛くなければ多少のゆがみがあっても、それはよい姿勢だと思っています。
人によってはその歪みがあることがプラスな事があるのかもしれません。
しかしながら傾きや歪みが強くなりすぎることで体の使われ方や筋肉や内臓の働きが変わるのも事実です。
傾きすぎたり、歪みすぎたりしないためにどのようなことが有効かについて
今回はよく着目される骨盤の傾きについてお話させていただきます。
前傾、後傾、左右の高さ、左右で傾きが違う、捻れがある、前方に移動している
人により様々な歪みがありますが、
分かりやすいのは前傾、後傾、左右の高さの違いではないでしょうか!?
前傾が前に傾いている、後傾が後ろに傾いている、左右の高さが違う、といったことです。
骨盤に背骨が挟まっているようなかたちなので、骨盤により背骨の流れ、肩甲骨の位置、
腕の付き方、頭の位置が影響を受けます、また、骨盤に足の骨がハマっておりますので足の付き方、
膝の向き、つま先の向きが変わります。
結局姿勢はどこか一部分だけをみてどうこう言うのは難しいと思いますが、
多少の傾向はあると思います。
3,姿勢の調整や改善について
前に傾いていれば、腰が反りやすいため、
腰に筋肉、太ももの付け根の筋肉、太ももの前の筋肉が縮まりやすく、太ももの外側がはり出しやすいと思います。
後ろに傾いていれば腰が丸くなりやすいため
太ももの後ろ、お尻の筋肉、お腹の筋肉が縮こまりやすく、
内ももの筋肉は緩みやすくなると思います。
左右の高さが違うと
脇腹の左右のバランスが崩れやすく、
股関節の痛みや、肩こり、腰痛に影響を与えることが多いと思います。
姿勢により、どこの筋肉が縮こまっており、どこが伸ばされているのかで運動内容を考えます。
縮こまる=凝る 伸ばされる=張る
と表現されるはずです。凝っているところをゆるめて、張っているところを縮める、
筋肉を動かすというのが理にかなっているのではないでしょうか!?
それとともに縮めることで緩みやすくなるという考えや特性もあるので
鍛えること(筋肉を縮める)、ストレッチすること(伸ばして緩めること)を併用しております。
様々な運動がありますが、筋トレもヨガもピラティスもストレッチも様々な身体の仕組みや
特性を考えて行われていると思います。
また、トレーナーやインストラクターによりその人の考えや目的があるはずです。
ご自身の今の身体や考えにマッチしたトレーナーやインストラクターとご縁があられることを願います。