こる、はる、のばす、ゆるめる、とはどういうこと!?
肩がこる、足がはる、体を伸ばす、筋肉をゆるめる
何気なく使っている言葉ですがどういう状態なのでしょうか!?
表現について少し話したいと思います。
肩こり、腰痛、首、股関節、背中、脚、いろんなところがこっている、
はっていると感じる今日この頃、寒いと不調を感じ取りやすい気はします。
目次
① コルとハルの違い
「こる」→「凝る」と書きます。凝るは縮こまる。
もしも背中が丸まっていたら胸が縮こまります。腰が丸まっていたらお腹がちぢこまります。
なので巻き肩とか猫背は胸や力こぶが縮こまっていることが多いと思います。
「はる」→「張る」とかきます。張るは引っ張られています。
なので巻き肩とか猫背は
背中、肩(三角筋後方)二の腕が張っていることが多いと思います。
② 弛緩(しかん)とは!?
筋肉は線維なのでゴムの紐と考えた場合、
私の場合はそれが凝っているのか張っているのかどちらなのか、
その時の姿勢をみてアプローチしております。
緊張をゆるめる表現として弛緩という単語がありますが
弛緩(しかん)→弛はゆるめる、たるむと読みます。緩はゆるむと読みます。
どちらも似たような意味、ほぼ一緒ですが
緩むはきつく締まっていたのがゆるむ
弛むはたるむとも読むので、心が緊張感を欠いてだらしなくなるという
意味があるそうです。
凝りの解消は
縮んだものは伸ばすので
緩める。
張りの解消は
張り詰めたものをゆるめるので
弛めるのイメージです。
③ ストレッチ整体をとおして思うこと
恥ずかしながら、コル、ハルについて無意識に感覚的に使っていた言葉なのですが
ふと気になってある日調べたり考えていました。
今回の内容の凝り、張り、弛緩については
「自然な姿勢の斉(ととの)えかた」という本を多く引用、参考にしております。
私自身はトレーナー業、インストラクター業、整体業を
シェアオフィス又は出張訪問にて主にマンツーマンで行っておりますが、
私のアプローチの根本は姿勢をみることです。
とくにストレッチ整体は直接身体に触れることがほとんどなので
トレーニングをさせて頂くときよりもお客様の身体がわかりやすいなと思います。
私の場合のトレーニングはお客様の動作をみたり、私の動作を
見ていただくことが多いのでお客様に触れることは少ないです。
触れさせていただくことで硬い、柔らかい、なんかコキコキいう、ポキポキいう、
回りにくい、伸びにくい伸びやすい、弾力を感じるなど色々と感じながら
させて頂いております。
何が良い悪いではなく、その人自身の状態を確認させていただいています。
良いも悪いもなく、その人自身の快、不快はあるとは思います。
しかし、歪みや緊張がない方はほぼおられません。
歪みは悪とも限らないと思っています。
少ない方が負担が減る可能性はあるかもしれませんが、
その人自身が心身ともに自分の身体を使いやすい状態であればよいと思っています。
同じように自身の身体に触れることが整体を始める前より増えました。
また、感じることも増えました。
感じることが増えたのは年齢を重ねた影響もあるかもしれませんが(笑)
年齢は身体を使い続けている年月ですね。あと何年使うのかは誰にも
分かりませんが、なるべく快適に使えるようにしたいなと思います。
少しでもお役に立てることがあれば幸いです。