脂質は三大栄養素のひとつなんです。大切ではある。でも摂り過ぎないように!
脂質はイメージがつきやすい栄養素だと思います。
植物油やバーター、脂身の多い肉、油で揚げたものや、
生クリームやマヨネーズなどに多く含まれています。
三大栄養素の他の栄養素より安易に摂取でき、
過剰に摂取してしまうことも多いイメージです。
今回は脂質について記載いたします。
目次
1, 脂質とは
重要な栄養素「三大栄養素」のひとつ。
少量で大きなエネルギーを確保できます。
炭水化物とたんぱく質は1gで4㎉のエネルギーですが、
脂質は1gで9㎉のエネルギーです。2倍以上のエネルギーです。
体内で消費せず余った場合は体脂肪となり貯蔵されます。
貯蔵されすぎると身体によくはないですね。
肥満を招くと動脈硬化などの血管疾患や生活習慣病などの引き金になります。
とはいえ体脂肪は体温維持に役立ったりします。
内臓を衝撃から守る役割もあるそうです。
ビタミン(A、D、Eなど)の吸収を助けてくれる働きもあるそうです。
多少はあった方が身体によさそうですね。
体温維持に関していうと、私は17歳~20歳頃に今より8kg体重が重く、
体脂肪率も今より5%以上高かったのですが、あまり寒くなかった気がします。
逆に小さいときはかなり細身だったのですが、寒かった気がします。
筋肉は熱を発生させますが、保ってはくれず。
筋肉があっても脂肪がないと寒くなりやすい気がします
やはり多少はあると生命力が高くなりそうです。
2, 脂質摂取量の目安
1日の総摂取エネルギーの25%前後が望ましいというのが一般的な
摂取基準です。
脂質は1gで9㎉です。
1日1800㎉必要な人は
1800×0.25=450㎉程度の脂質を摂取するのが望ましいとなります。
450㎉÷9㎉=50gが摂取量の目安となります。
食品ごとの脂質量
バター 10gで約8g
サラダ油12g(大さじ一) で 約12g
油揚げ1枚(約30g) で 約10g
サーロイン脂身付き100g で 約24g
コロッケ1個60g で 約3g
チェダーチーズ1枚(20g) で 約7g
チョコレート1枚50g で 約17g
1日3食&間食をしている場合きっと勝手に摂取量は25%以上
脂質を摂取していることが多いと思います。
ということは心がけて摂取しなくても摂取できますが、
ウッカリしていると過剰摂取になる可能性が高いと思います。
もう何年も食事管理アプリを活用しているのですが、
頻繁に脂質摂取量は基準値を上回ります。
私は濃いもの、甘いものが大好きなので尋常じゃなくオーバーする日もございます。
気を付けていますが、欲望のまま食べるとすぐオーバーします。
脂肪の蓄積がすべてにおいて悪とまでは、私は思っていませんが、
病気のリスクが高くなることは間違いないと思います。
3, 摂り過ぎは良くないけど、摂らなさ過ぎても良くない
脂質が不足するとエネルギー不足になりやすく、基礎代謝や身体活動の
低下につながることもあるようです。
また、脂溶性ビタミンの吸収が悪くなり肌荒れや便秘を
起こしやすくなるそうです。
とはいえ食の細い人以外が不足することはあまりないと思われます。
量も重要ですが肉、魚介、植物性食品と偏りなく摂取した方が良さそうです。
一方、摂り過ぎている場合は
最初の方の文面と重複いたしますが、肥満を招きやすくなり、
動脈硬化などの血管疾患や生活習慣病などの引き金になります。
どの栄養素について書いても、どんな運動について書いても
私の書きたいことは常に度を過ぎないということに落ち着きます。
やり過ぎ、やらなさすぎはやはり良くないことが多いです。
食事に関しては直接口から体に入れるので、身体に直接大きな影響があります。
私のブログは一般論としての適量を記載しております。
持病やアレルギーなどがある場合は、食事について専門的な方に
ご相談されると良いと思います。
私自身は有難いことに現在持病や大したアレルギーはないので
ごくごく一般的なバランス
(炭水化物約60% / たんぱく質 約20% / 脂質 約20%)
を心がけております。
極端に太ることも、極端に痩せることもなく上記の割合で
今のところ体は順調です。
皆様の食事バンスを見直してみるきっかけになれば嬉しいです。