認知症と運動について、運動で認知症は予防できるのか!?
私にとって認知症は小学生ぐらいから身近な病気でした。
その時は何もわからず祖父母の様子や両親の様子が
何となく大変そうということだけで
高齢者の方を対象とした介護予防事業に携わるようになってから
少しずつ認知症の理解を深めつつあります
とはいえまだまだ勉強や経験は必要であり何事も人それぞれです。
ほんの一部分であり私の主観も含まれますが認知症について記載します。
目次
1, 認知症とは
記憶力や認知能力が低下し、日常生活動作や遂行機能に支障をきたしている状態が
認知症です。認知機能は加齢に伴い誰しも低下します。しかし低下があっても
日常生活に支障がなければ認知症ではないと判断されるそうです。
まだまだ序の口ですが42歳の私も人の名前や物の名前が出てこないことが以前より
増えていると感じており、記憶や認知機能は誰でも低下するのだろうと思います。
その度合いや速度が人によって違うだけなのかなと思っております。
認知症の手前の段階に軽度認知症といわれる
日常生活は自立しており認知症ではないけれど、認知機能が低下している状態があります。
認知症になるリスクは高いけどまだ認知症ではないため
その状態を保つことや回復することが可能と言われています。
なんでもそうですが気づけることにより対策を考えられるので
認知症も身体と同じでなにかいつもと違う。に気づくことが大事なのだろうと思います。
アルツハイマー型が最も多い認知症ですが、何か脳の病気で認知症を発症されることも
あるそうです。その場合は脳の病気を治療することで認知症ではなくなることもあるようです。
2、認知症と運動
現時点での認知症という疾患については
認知症にならないように予防するというよりは、認知症になるタイミングを遅らせるための予防
という理解が適切なようです。
運動だけに限らず、活動的なライフスタイル、社会参加や人との交流
なにかしらの活動を増やすことが重要とされています。
また生活習慣病の予防(食事/運動/ストレス管理など)が重要と言われます。
運動として歩数の目標数値が提示されることがよくありますが
過去と現在では推奨歩数が少しずつ変わっています。
最近の目標として掲げられているのは(健康日本21(第3次)引用)
男女ともに 65歳未満は8000歩 65歳以上は6000歩
以前は男女差がありましたが今は統一されたようです。
あくまで指標なのでウォーキングを始める方には
まずは今の歩数より1.1倍を目標に!ぐらいからお勧めしたいなと思います。
ウォーキング以外でも、
認知症に関することでいうとリズミカルな運動や、少し脳トレ要素のある運動を
推奨されることも多いです。
とはいえその人にとって興味が持てて続けやすい運動であれば
なんでもいいなと個人的には思っています。
3、まとめ
認知症にも多くの種類があり、記憶力や認知機能などその低下具合や症状の出方も
軽度から重度まで非常に幅広いものだということは理解しています。
そして今はこれをしておけばならない!この手術で治る!というものでもないと理解しています。
しかしながら多くの方がなりたくないと思われていたり、
身近な家族や関係者の方々は対応に困っておられることも多いと思います。
現時点の私自身は何歳ごろになるかなと思ったり、できればこういう感じの認知症だと
周りの人が多少楽かな!?など思うことはあるのですが
おそらく今以上にどんどん身近な疾患になるのだろうと思っているので
可能な限り発症を遅らせることに努めたり、ほんの少しでも皆様のお役立てたり、
当事者と周りの人が出来る限り快適に過ごすにはどんな知識があればいいのかを
勉強していけたらいいなと思うここ数年です。