よく聞く腰痛の種類とそれぞれの違いについて
職業上恥ずかしながらになるのですが私には腰痛があります。
この職業でなければ恥ずかしがる必要はないのですが。
それなりに対処しながら腰痛とそれなりに付き合えています。
絶好調な日もあれば、忘れている日もあれば、不調な日もあります。
厚生労働省の資料によると2019年の調査では自覚症状が一番多いのが腰痛だそうです。
少し古い情報かもしれませんが日本国内4人に1人が腰痛になっている
という話もあります。
私もほぼ完治を目指して自分でなんやかんやしています。
今回は他人ごとではない腰痛についての話です。
目次
- ○ 1, ぎっくり腰(急性腰痛)とは
- ○ 2、坐骨神経痛とは
- ○ 3、腰椎椎間板ヘルニアとは
- ○ 4,腰部脊柱管狭窄症とは
- ○ 5,まとめ
1, ぎっくり腰(急性腰痛)とは
腰痛には明確な定義はないようですが、原因等々の分類ではなく
腰の痛みが続く期間を基準とした分類があるそうです
〇急性腰痛・・・4週未満
〇亜急性腰痛・・・4週以上3カ月未満
〇慢性腰痛・・・3カ月以上
ぎっくり腰と言われる腰痛は急性腰痛に分類されるそうで
突然痛みが襲い、それが4週未満続くものをぎっくり腰というようです。
ぎっくり腰には何らかの動作により筋や筋膜、腰椎にある関節包や靱帯の損傷
によるものがあります。
しかしぎっくり腰はあくまで俗称なので
4週未満で痛みが治まればよいのですが骨格や筋肉由来の痛みもあれば
内臓からの関連痛もあります。
長期間続いていたり日常がつらいほどの場合は
いったん受診してみるといいかもしれません。
※痛み・鎮痛の教科書参照
2、坐骨神経痛とは
ざっくりいうとお尻の横下あたりから大腿部の後ろを通って
ふくらはぎ、足の先につながる末梢神経が坐骨神経で
人体の中で最大の太さと長さだそうです。
その神経に障害が生じた場合に、臀部から大腿後部、ふくらはぎや足の外側に
症状が現れるそうです。
「坐骨神経痛」というのは病名ではなく、
さまざまな原因によって生じた坐骨神経の障害に現れる症状の総称。
原因となる疾患として主なのが、腰痛椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、
腰椎すべり症、編成側弯症などがあげられます。
長時間の自動車の運転や中腰姿勢、下肢を広げたり、中腰になることが多い
スポーツでも起こりやすいそうです。
※痛み・鎮痛の教科書参照
3、腰椎椎間板ヘルニアとは
脊椎の間でクッションの役割をしているのが椎間板です。
この椎間板が何らかの原因で突出してしまうものを
椎間板ヘルニアといいますが
腰椎で起こるものを腰椎椎間板ヘルニアといいます。
なんらかの要因で起こるのですが、
長時間座っていたり、重いものを扱うことが多いと起こりやすいと言われています。
また神経の圧迫部位によって痛みやしびれが生じる部位がことなります。
※痛み・鎮痛の教科書参照
4,腰部脊柱管狭窄症とは
脊椎のうしろに細長いトンネルのような空間があるようで、
それを「脊柱管」といいます。その中を脊髄か通っています。
脊柱管が何らかの原因で狭くなって脊髄や神経などを圧迫し
様々な神経障害を起こす疾患です。
脊柱管狭窄症は脊椎のどの部位でも起こるそうですが、
最も多いのが腰部脊柱狭窄症だそうです。
腰部や下肢の痛み、しびれ、冷感、脱力感などが起こると言われています。
※痛み・鎮痛の教科書参照
5,まとめ
腰痛だけに限ったことではないですが、
短期間で改善する痛みもあれば、長い付き合いの痛み、
病院での治療や手術で改善するもの、
その他の施術や自力で改善するもの
気が付けば痛くなくなっているもの、
長い付き合いで感覚が鈍っている痛み、
原因のわかるものからわからないものまで様々な
腰痛があると思います。
お客様で腰痛のあられる方も多くおられます。そして私も。
痛みを感じることは不快ですが、感じることで気づくことができます。
何とかしたいと思うことができます。
人それぞれの腰痛について試行錯誤しながら少しでもお役に立てる
自分になりたいです。
自分に腰痛が起こることで
ヒントが見つかったり、共感できることが多々あります。
いいんだか悪いんだか、トレーナーとしては恥ずべき事か!?とも
思いますが、
私は超人ではないので2足歩行で日々生活をし続けていると
腰に負担がかかることがあるのは仕方がない気もしつつあります。
身体は日々積み重ねられ、日々揺らぎながら変わっています。
もちろん日々の使い方が変われば
腰に負担をかけずに過ごすこともできると思います。
とはいえその生活とはどのようにするのが個人個人にとって
心身ともにベストなのだろう。。。ずっと考えています。
そしてコツコツ改善策の引き出しを増やしています。
これからも真摯に身体について考え続けます。