健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023について
2024年1月に厚生労働省から「健康づくりのための身体活動・運動ガイド
2023」が公表されていたようです。私は健康運動指導士なのですが、
ざっくりいうと個人個人の状態に合わせて安全かつ適切な運動指導ができます!
という資格です。
厚生労働省所管の財団法人健康体力づくり事業財団が認定している資格です。
その会報を抜粋しながらつぶやいてみようと思います。
目次
1, 基準ではなくガイドという表記
以前は基準という表記を使っていたものを、ガイドという表記にかえたそうです。
基準とは物事の基礎にする標準。ガイドとは案内人、手引き。
これが絶対や標準とは言い切れませんよ、あくまで目安ですよ。
ということで表記がかわったのかなと勝手に解釈しています。
運動や身体活動の目標数値やこれをこれだけやれば良い!
これだけすれば成果が出る!
何回。何分。何キロ。何歩。などなど数値があった方が
分かりやすいかもしれませんが、個人差がありすぎて断言するのは
難しいと思っています。
私の勉強不足、研究不足でもありますが、やはり断言は難しい。
なので色々な目標値を参考にするのは良いことですが、
これが出来なければいけない!これだけしないと効果がでない!
など囚われすぎないように気を付けつつ、自分の体感を重視するほうが
安全に運動できるはずです。とはいえ一応目安は記しておきます。
2、 健康づくりのための身体活動・運動ガイドの抜粋
身体活動の目安
日常生活における家事・労働・通勤・通学などなど
安静にしているわけではない生活活動と
健康、体力の維持や増進などを目的とした運動
を合わせて身体活動といいます。
ざっくりですが、寝ている以外の動いている状態と思ってよいでしょう。
◎高齢者
40分以上の身体活動(一日約6000歩以上)
運動を週3日以上、筋トレを週2~3回含む
座りっぱなしの時間が長くなりすぎないようにする
◎成人
60分以上の身体活動(一日約8000歩以上)
運動を週60分以上、筋トレ週2~3回含む
座りっぱなしの時間が長くなりすぎないようにする
◎こども(体を動かす時間が少ないこども対象)
やや息が上がる運動を一日60分以上
筋肉や骨を強化するやや強度が高い運動を週3回以上
座りっぱなしの時間を減らす
様々な研究で座り過ぎや座りっぱなしの害が報告されているそうで
座りっぱなしの時間が長くなりすぎないことを推奨しています。
一日の座位時間が6時間以上あたりから、座位時間が長ければ長いほど
死亡リスクが高まっていくようです。
成人、高齢者に筋トレ週2,3日は全体的に推奨されています。
筋トレをしている人としていない人では筋トレをしている方が
総死亡、心血管疾患、全がん、糖尿病の発症リスクが
10~17%低い結果がでたそうです。
慢性疾患(高血圧や糖尿病、脂質異常症、変形性膝関節症等)
を有する方に関しても、強度や量を調節し可能な範囲で運動をすることが
推奨されています。
◎まとめ
健康運動指導士と名乗らせていただきお仕事させていただいていますが
私が言うまでもなく運動を日常に取り入れた方が身体によさそうなことは
もはや周知の事実、ではお一人お一人にとって適切な運動とは何なのか。
どのように実践されるかは皆様次第なので私にできることはまだまだ微力です。
筋トレでも筋トレでなくても、ストレッチでもストレッチでなくても
ヨガでもピラティスでもズンバでもテニスでも卓球でもウォーキングでも水泳でも音楽でも
なんでも筋肉や関節が動いていればなんでもいいのではないかとさえ思っています。
とはいえ心身ともになるべくストレスなく体を動かす習慣が身につかれるには
どのような方法がよいか引き続き誠実に考え続けたいと思う今日この頃です。
日々精進いたします。