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介護予防について気づいたこと、心がけたいこと、感じていること

20代後半スポーツクラブで会社員をしていたころ、自分のこれからや働き方

学びたいことを考えていた時に健康運動指導士を募集している介護予防事業に

携わる求人をみつけて30歳で転職しました。

30歳~36歳の6年間は主に65歳以上の介護保険サービスを

使っていない方々と運動をするということに携わり

その後なんだかんだを経て今に至ります。

そんな日々で感じていることをつらつらと書きたいと思います。

目次

・介護予防という仕事や言葉について

私が30代前半に働かせていただいた介護予防事業は65歳以上で介護保険を
利用していない方々に無料で体操、脳トレ、栄養、口腔に関する教室を
提供させていただくというものでした。
要支援認定の方もサービスを使われていない方は参加できました。
ぴんぴん元気な方もおられれば転倒にかなり気を付けないといけない方も
おられましたが基本的には自分で会場に来ることができる方々です。
介護予防という響きは60代以上の方々のイメージが強く私もそのイメージです。
しかし介護予防とは子供の時から始まっているような気になってきています。
何歳であれきっと皆さま自分で行きたいところに行って、食べたいものを食べて、
やりたいことをやって自分の望む身体や生活を保ち続けたい方が
ほとんどではないでしょうか。
今も介護予防という名の下で仕事をさせていただく機会をいただけており
大変ありがたいと思っております。
しかしながらその名の下でする仕事以外も全て介護予防だなと思っています。
もちろん自分のことも含めてです。
要介護状態になることが悪いことだとは思っていません。
しかし要介護状態が自分も周りも不便さやはがゆさ、
気持ちをどのように安定させるのか
色々と考えることや思うことが増えるとは思います。
これからいろんなテクノロジーも発達するだろうけども。
なるべく動く、なるべくしっかり食べる、なるべく歯を大事にする
なるべく心身が疲れ過ぎないようにする、なるべく楽しいことをする
これが介護予防だと考えています。
動いてくださるならなるべくその人に適したものを!を考え続けることが
私の仕事だと捉えています。

・仕事を通じて感じていることや気づいたこと

これはあくまで私の経験則なので、なにかの論文を熱心に読んだり統計をとった
結果ではなく,これからも考え方や知識は更新し続けるので今の私の感覚です。

65歳以上の方々対象の介護予防事業で出会う方々はすでに介護予防を実践できている。
むしろ見習うことの方が多い。
自分の生活リズムがあり、家族や人のためにされることもあったり、
楽しみをお持ちな方も多い。私のことをほぼほぼ皆様先生と呼んでくださる。
何年やっても先生という響きは私にとっては気が引ける。
子供たちにとって私は先を生きていますが、
私のことを利用してくださる方々は8割以上私より先に生きておられる。
先に生きることだけが先生ではなく、何かの分野においてその人より詳しいと
先生だとは思いますが。慣れない。
もしくは名前より呼びやすいニックネーム的な感覚もあると思いますが。
なんとなく気が引ける。名字や名前を呼んでいただく方が本当は嬉しいです。
話がそれました。戻します。

私の中では
75歳以上 持病無く、服薬もなく、メンテナンス以外の通院が無い方は
すでに介護予防出来ていると思います。
今の生活を続けるもしくはさらなるステップアップを目指すのも一つです。
持病等々あられる場合はリスクを理解しつつ介護予防に取り組む。
日常を楽な方楽な方に傾けるよりも、無理はしないけど確実に行う。
動くということ、動けるということをあきらめない方が良いと思っています。

60代以降 何か持病がある、服薬している、通院している場合は
要注意&現状をこまめに確認(検診や自分の身体に興味を持ち変化に気付けるように)
持病等々あられる場合は無理をし過ぎない程度に少しだけ無理もする。
筋トレでいうと楽々よりも少しきつい程度を実践する。

50代 女性は特に自分の意志とは別で体の変化や環境の変化が起こりやすい時期。
心も身体も様々なことに敏感な方も多い印象です。
それも相まって体や健康意識も高まりやすくこの時期にフィットネス習慣が
定着するかどうかは今後にとって大切な時期に感じます。
自分流を見つけやすい時期だと思います。
自分のリズムやこだわりを崩すことなく快適に取り組める方法をみつけやすい。

40代 さまよいやすい時期。なんでもできるけど、どうにもできないこともある。
その気になれば動くからだと頭があるけれど、予防線をはることもある。
ある程度自分のことも分かってきている。色々と葛藤もおこりやすい気がします。
どうしたいのかどうなりたいのかを考えつつ、方向転換も可能と心得つつ
色々な運動や生活スタイルを試してみると良いと思っています。
50代以降を見据えつつ。

30代 なんでもできる。なんでも起こる。
気分や好みもかわるかもしれない。体も頭も心もなんでも変えられる。
がむしゃらに頑張ることも可能。なにかに的を絞って取り組む。
すでにやっていることがある場合も思い切って方向転換してみるのもひとつ。
今やっていることを突きつめるのもひとつ。頑張れそうなことをみつける。

20代 本当になんでもできる。体も動く(なにか特別なことがなければ)。
とにかくなんでも試してみる、一生懸命頑張ってみる。楽しいことを探してみる。
なにかをすっぱりやめて違うことに挑戦するのも余裕で可能。
自分にフィットするものに出会えたらラッキー。

年代によって身体も環境も本当に人それぞれなので私の主観でしかないですが
また、50代以降はまだ未経験ですが、なにか皆様に引っかかるところがあれば
幸いです。あくまで誰かの独り言程度に読み流してください。

・まとめ

毎回勝手につらつら書いています。
要介護状態を予防するということは10年以上前、それよりもっともっと前から
考えておられる方がたくさんいらっしゃると思うので偉そうなことは言えませんが
介護予防はきっと生まれたときから始まっている。
そんなことを思ったのはこの仕事をしているからで
10代の私は微塵も考えていませんでした。ちゃんと考えたのは30代以降です。
介護予防と言わないだけで、きっと何歳でも健康に快適な身体で暮らし続ける
にはを多くの方々が私以上に考えておられると思います
もしくは考えることもなく無意識にそうしておられるでしょう。
そうではなく本当に全く考えることも興味もない方もおられるとは思います。
しかしながら
「なるべく動く、なるべくしっかり食べる、なるべく歯を大事にする
なるべく心身が疲れ過ぎないようにする、なるべく楽しいことをする」
現時点の私はこれを日々考えています。
これを実践するにはこの人にはどんな方法が適しているのかを考えています。
単純なようで実に奥が深い。
正解か不正解かはご本人にしかわからない。
私はお客様が日常の中でなるべく動く、なるべく心身が疲れ過ぎないようにする
にはどうすれば!?に重きをおいてサービスを提供しようとしています。
それがお客様の楽しいに繋がれば本当にありがたい限りです。

本日も目を通してくださった皆様。誠にありがとうございます。
少しでもお役に立てるよう引き続き精進してまいります。

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